道連学生部が宮城県連との合同研修会を開催
東日本大震災被災地の復興状況を学ぶ
自民党道連学生部は10月29日、30日の両日、東日本大震災から5年7カ月を経た被災地の現状と課題について理解を深め、あわせて宮城県連学生部と交流を図ることを目的に、仙台市内で研修会を開きました。
研修会は宮城県連学生部との合同で開催され、道連学生部長の山谷亮太さん(北海学園大学2年)ら道連5人を含む、計17人の学生が参加しました。
1日目は、各部員の自己紹介の後、前半は元自衛官の菊地崇良仙台市議会議員が「東日本大震災における自衛隊の活動について」というテーマで講演し、行政と連携した危機管理についての研鑽を深めたほか、後半は「北海道新幹線によりつながれた北海道と宮城の未来」をテーマに、グループディスカッションを行い、地域振興や観光などに着目した熱心な議論が交わされました。
途中、北海道比例区選出議員で、現在は宮城県5区支部長の勝沼栄明衆議院議員が激励に訪れたほか、夕刻に開催された懇親会では、両県の学生同士が意気投合し、大いに盛り上りを見せました。
2日目は、県南部にある亘理町で復興状況を視察しました。沿岸部に建てられた慰霊碑に手を合わせた後、郷土資料館「悠里館」、荒浜小学校、鳥の海ふれあい市場などを訪れ、震災語り部の会会員でもある安藤美重子亘理町議会議員や、渡辺重益、木村満両亘理町議会議員、地域の方々から震災時の状況や復興の進捗状況などについて話を伺い、メディアでは取り上げられることの少ない、県南部の被災地の現状を知ることができました。
同行した道連青年局長の冨原亮道議会議員は、「震災当時、中高生だった学生部の皆さんが、復興活動に真剣に取り組む姿勢に感銘を受けた。学生の問題意識の高さを感じる有意義な研修会だった」と語りました。