道連北方領土調査会が静岡県「北方領土議連」と懇談
中司幹事長ら3人が交流発展に意欲
静岡県議会に議員有志による「北方領土を考える議員連盟」が誕生したことを受け、自民党道連の北方領土対策調査会は7月25日、同議連の議員団の表敬訪問を受けました。
静岡県は、江戸時代末期に駿河湾で沈没したロシアの軍艦「ディアナ号」の代替船を沼津市戸田地区で建造するなど、ロシアと深い縁があります。そこで、「ロシアについてのさらに見識を深めるきっかけにしたい」という趣旨のもと、7月に自民党所属の県議が中心となり「北方領土を考える議員連盟」が発足しました。
静岡県側からは杉山盛雄議連会長ら県議4人が道議会を訪問。道連側は中司哲雄北方領土対策調査会幹事長、松浦宗信同幹事長代理、角谷隆司道議会北方領土対策特別委員長が出席しました。
はじめに中司幹事長が、昭和42年に前身の北方領土復帰対策本部が設置されてから現在に至るまでの歩みや活動内容について説明した後、約1時間にわたり、意見交換を行いました。「今後も交流を続けたい」と話す杉山会長に対し、中司幹事長は「返還の実現に向けて、力を合わせて取り組んでいきたい」と語りました。