北海道新幹線建設工事の状況と工期短縮についての説明会を開催
自民党道連「新幹線建設促進等調査会」(川尻秀之会長)は3月20日、北海道新幹線の建設工事の進捗状況と工期短縮に向けた提案についての説明会を開催しました。
冒頭、川尻会長から「道民の悲願である北海道新幹線が2年後に新函館(仮称)まで開通するが、札幌までの工期短縮をはじめ多くの課題がある。全員で意識を共有し、新幹線の建設促進に取り組んでいきたい」と挨拶があり、鉄道・運輸機構北海道建設局と道新幹線推進室からそれぞれ説明を聴取しました。
鉄道・運輸機構北海道建設局からは、新函館(仮称)―札幌間の概要と新青森―新函館(仮称)の進捗状況について、道新幹線推進室からは本年2月にまとめた「北海道新幹線の工期短縮に向けた提案」についてそれぞれ説明がなされました。
札幌延伸に向けては、工事区間全体の76%を占めるトンネル工事の残土処理や札幌市内の用地取得などが課題となっており、道では効率的かつ最新技術を導入した掘削工法の導入や、札幌市内の用地取得を最小限にとどめる工事の検討、掘削土の受入地確保や用地取得を円滑に進めるための連絡・調整会議の設置などを検討しています。
同調査会は新函館(仮称)―札幌間を早期に完成させるため、道と連携して必要な支援を国に求めるなど、取り組みを強化していく方針です。