O157で食中毒防止対策を道に申し入れ
関係機関相互の連携強化など3点を要請
腸管出血性大腸菌O157による食中毒の被害が発生したことを受け、自民党道連と道議会自民党・道民会議議員会は8月24日、道に再発防止に向け万全の対策を講じるよう申し入れました。
道連から岩本剛人幹事長、柿木克弘政調会長が、議員会からは遠藤連議員会長が道を訪れ、多田副知事と高橋教育長に申し入れ書を手渡しました。
今回のO157による食中毒事件は、これまでに4歳の女児や高齢者など、7名の犠牲者を出すという、過去の食中毒事件の中でも大きな被害となりました。また、原因となった漬け物に対する風評被害は、関係業界に大きな影響を及ぼしています。
こうした現状を踏まえ、わが党は道に対し①道と保健所設置4市との間で設置している連絡会議が十分に機能するよう見直し、関係機関相互の連携強化を図る②道庁内の対応が複数の部課にわたることから、今回の事案を総括し、プロジェクトチームを常設するなど、迅速な対応に努める③老健施設、給食を扱う学校等の施設・設備の安全確保と、食材の保管、調理等作業工程の点検、調理従事者の衛生管理対策など、食中毒の発生防止に努める―の3点について申し入れました。
これを受け多田副知事は「申し入れを踏まえ、各市との連携、庁内の連携を強化し、課題解決に向けしっかり取り組んでいく」と述べ、再発防止に向け万全の対策を講じる姿勢を示しました。