高橋知事が圧倒的な大差でV3を果たす
179市町村完全制覇の184万8、504票を獲得
第17回統一地方選の北海道知事選は4月10日に即日開票されました。東日本大震災の被災地に配慮して、選挙戦も自粛ムードが広がりましたが、自民党・公明党が推薦した現職の高橋はるみ知事は、前回票を上回る184万8、504票の圧倒的な大差で3選を果たしました。
午後8時の開票後、時間をおかずにニュースで「当選確実」が報道されると、札幌市中央区の選挙事務所に集まった約150人の支持者から、一斉に歓声がわき起こりました。同20分ごろ、落ち着いた茶系のスーツを着た高橋知事姿を現すと、支持者、スタッフが大きな拍手で3選を祝福しました。
高橋知事はマスコミの共同インタビューに応じ、「震災で大変な中、選んでいただいた責任の重さに身が引き締まる思い。水産業など道内被害の復旧・復興に全力を傾ける。道庁のチームリーダー、司令官として食や観光産業をさらに磨き、雇用の場づくりをしっかりやる」と力強く3期目に向けた抱負を語りました。
このあと、恒例の万歳はやめて、東日本大震災の被災地にエールを送るために、高橋知事は支持者らとともにこぶしを力強く突き上げ、3回の「ガンバローコール」を行いました。
高橋知事の得票数は、前回の173万8,569票を上回り、保守系の知事候補としては過去最高でした。また、道内179市町村で得票1位の「完全勝利」を飾り、他3候補を圧倒しました。
一方、道議会議員選挙(定数104)は、56人を公認・推薦候補を擁立する手堅い作戦で臨みました。結果、公認・推薦合わせて改選前議席を1上回る51議席(公認44人、推薦7人)を獲得し、第1党の座を維持。自民・公明で59議席と過半数を超え、与党として高橋はるみ道政を支える体制を強固にしました。