「新しいタイプイのチャレンジャー」が1議席を守り抜く
第22回参議院議員選挙は7月11日に投開票され、北海道選挙区で自民党公認の長谷川岳氏が94万8267票を獲得し、2位の民主党の女性候補に約24万票の大差をつけてトップで初当選を果たしました。長谷川氏は厳しい選挙戦を若さと行動力で跳ね返し、北海道選挙区の1議席を守り抜きました。
午後8時の開票開始から時間をおかず、早くもテレビで「当選確実」の報が流れると、合同選対事務所に詰め掛けていた役員や支持者、スタッフらから一斉に歓声と拍手が湧き上がりました。同8時10分ごろ、長谷川氏が事務所に現れると、さらに大きな拍手で祝福されました。
真っ黒に日焼けした長谷川氏は、千尋夫人や支持者らとバンザイで当選の喜びを噛み締めたあと、「今までは現場からの陳情を待つ政治だったが、これからは私たちが現場に出て動く政治を実現させたい」と力強く決意を述べました。
このあと、遊説で着ていた白いジャンバーの背中の「動く」の文字を、橋本聖子合同選対本部長代行(参議)が「にんべん」を加えて「働く」に変えると、ひと際大きな拍手が起こりました。
長谷川氏は2月に公認候補になって以来、全道179市町村、5つの離島を遊説し、「地方では民主党政治に対する怒りの声が多かった」と実感。「北海道の食料、水、エネルギーには大きな可能性がある」と強調し、「強い北海道をつくる」と訴え、新しいタイプのチャレンジャーとして道民の圧倒的な支持を取り付けました。伊東良孝合同選対本部長(道連会長)は「本人の能力、実力、人間性、若さものすべてが、道民の目に新しい自民党を作ってくれる人材と映ったものと思う」と勝因を述べました。
自民党は改選38議席を大幅に上回る51議席を獲得して、与党を過半数割れに追い込み、北海道でも所期の目標を達成することができました。