道連がサンルダムを現地視察
地元の切実な思いをしっかり聴取
自民党道連は10月21日、ダム本体の着工が凍結されたサンルダム(上川管内下川町)の現地視察を行うとともに、地元関係者と意見交換を行い、現地の切実な声を聞きました。
ダム事業に関し、前原国交相は10月上旬に事業凍結の方針を打ち出しました。このため今年12月に本体工事に取り掛かる予定だったサンルダムも事業執行が停止され、地元は大きな不安を抱いています。
現地視察を行ったのは竹内英順幹事長、本間勲政調会長と加藤唯勝、丸岩公充、柿木克弘、内海英徳、石塚正寛、東国幹、高木宏壽各道議の9人です。
建設予定地を訪れ、開発局旭川開発建設部の現場担当職員から付け替え道路の工事進ちょく状況や、サンル川に設けられたサクラマスのそ上を確認する実験用漁道の説明を受けました。
この後、下川町の町民会館で意見交換会が開催され、地元からは安斎保下川町長、島多慶志名寄市長をはじめ約30人の関係者が出席しました。はじめに竹内幹事長が「皆さんの思いを真しに受け止めたい」とあいさつ。地元側からは「安心安全の確保のためダムは絶対に必要」「半世紀で10数回も大きな洪水があり、尊い人命が失われている」「水道の利用量が増えており、どうしてもダムの完成を」と次々に本体工事の着工を求める意見が出ました。これに対し、本間政調会長は「サンルダムは地域の希望であり、皆さんの意見を国へぶつける」と述べました。