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4月
11日
2011

高橋知事が圧倒的な大差でV3を果たす

179市町村完全制覇の184万8、504票を獲得

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 第17回統一地方選の北海道知事選は4月10日に即日開票されました。東日本大震災の被災地に配慮して、選挙戦も自粛ムードが広がりましたが、自民党・公明党が推薦した現職の高橋はるみ知事は、前回票を上回る184万8、504票の圧倒的な大差で3選を果たしました。
 午後8時の開票後、時間をおかずにニュースで「当選確実」が報道されると、札幌市中央区の選挙事務所に集まった約150人の支持者から、一斉に歓声がわき起こりました。同20分ごろ、落ち着いた茶系のスーツを着た高橋知事姿を現すと、支持者、スタッフが大きな拍手で3選を祝福しました。
 高橋知事はマスコミの共同インタビューに応じ、「震災で大変な中、選んでいただいた責任の重さに身が引き締まる思い。水産業など道内被害の復旧・復興に全力を傾ける。道庁のチームリーダー、司令官として食や観光産業をさらに磨き、雇用の場づくりをしっかりやる」と力強く3期目に向けた抱負を語りました。
 このあと、恒例の万歳はやめて、東日本大震災の被災地にエールを送るために、高橋知事は支持者らとともにこぶしを力強く突き上げ、3回の「ガンバローコール」を行いました。
 高橋知事の得票数は、前回の173万8,569票を上回り、保守系の知事候補としては過去最高でした。また、道内179市町村で得票1位の「完全勝利」を飾り、他3候補を圧倒しました。
 一方、道議会議員選挙(定数104)は、56人を公認・推薦候補を擁立する手堅い作戦で臨みました。結果、公認・推薦合わせて改選前議席を1上回る51議席(公認44人、推薦7人)を獲得し、第1党の座を維持。自民・公明で59議席と過半数を超え、与党として高橋はるみ道政を支える体制を強固にしました。

3月
22日
2011

東北地方太平洋沖地震で高橋知事に緊急申し入れ

臨時議会を招集し、迅速な被災地対応を

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 自民党道連は3月22日、東北地方太平洋沖地震による道内被災地に対する早期復旧・復興支援と道外の被災者に対する支援について、予算編成を含めた迅速な対応を行うよう、知事に対し申し入れを行いました。
 申し入れには、本間勲政調会長、見延順章議員会長、中村裕之会派政審委員長代理が出席し、本間政調会長から知事に申し入れ書を手渡しました。
 さらに、本間政調会長は、「今回の災害で、夏野菜の生産は50%減になるとも言われており、北海道の役割として足りないものをどの程度生産するか、農政部や農業団体と連携して早急に対処すべき」と要望しました。
 続いて見延議員会長は、こうした対策にかかわる予算編成を緊急に行うため、臨時議会の招集を知事に求めました。
 これに対し、高橋知事は「すぐに道内被災地を直接回って状況確認し、被害状況の大きさを認識した。早急な復旧・復興を図るとともに、製造業や観光業に対しては中長期的な視点での対策が必要」と答えました。
 また、道外への支援については、「すでにチャーター船で、油も含めた物資を送っているが、今後は被災者の受け入れ体制の準備が必要。公営住宅の入居促進、旅館等の活用を視野に入れながら、仮設住宅地も3万5千世帯規模で受け入れる用意ができる。北海道東北ブロックとして連携し、しっかり取り組んでいく」などと答えました。
 
【知事への申し入れは次の通りです】

北海道知事 高橋 はるみ 様

東北地方太平洋沖地震に関する申し入れ

 本年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、日本の観測史上最大規模のマグニチュード9.0を記録し、それに伴って発生した巨大津波は東北地方を中心に北海道から関東にいたる広い地域に甚大な被害をもたらす未曾有の大災害となった。
 その被害は、日を追うにつれ拡大し、死者・行方不明者は2万人を超え、今もなお多くの方々の安否が確認されていない状況が続いているとともに、交通網や電気・水道等のライフラインが壊滅的な被害を受け、被災者は極めて不自由な避難生活を余儀なくされており、一刻も早い被災者の救助・救援と生活再建、被災地の復旧・復興が必要である。 
 さらに、交通網の分断による物流の停滞によって、燃料の供給不足や資材・部品などの調達に支障が生じ生産活動の縮小・停止に追い込まれる事態が発生しているほか、観光地では宿泊施設の予約取消が相次ぎ、災害の影響が長期化する懸念の声があがっているなど社会経済活動に大きな影響を与えている。
 本道においても、多数の家屋や施設の浸水、船舶・漁業被害など各地で大きな被害が発生しており、その復旧・復興が急務となっている。
よって、我が党は、臨時議会の招集を求めるとともに、次に掲げる事項に十分配慮した予算編成を緊急に行うよう強く申し入れる。

一 道内の被災地に対する復旧・復興支援と道民生活の安全・安心の確保について
(一)被害を受けた漁業関係者に対する緊急的な資金需要に対し、利子補給等の支援を行うとともに、被災した漁港及び関連施設の復旧を早急に行うこと。
(二)製造業、観光業、運輸業などの中小企業者の災害に伴う資金需要に対し、支給要件を緩和するなど早急な支援を行うこと。
(三)地域づくり総合交付金に震災特別枠を設けるなど、市町村等が実施する震災関連事業に対し支援を行うこと。

二 道外被災者に対する支援について
(一)東北地方の被災者救援のため、現地避難所までバス等を直接派遣し、当面3万人の本道への受入を早急に行うこと。
 また、その受入にあたっては、公営住宅のほか旅館業等の施設の活用を図る枠組みを構築するとともに、生活支援のための緊急的な資金対策を講じること。
(二)東北地方の被災地に対する食料などの生活物資、救援のための資機材の提供、医療専門スタッフや職員の派遣、義援金の交付など、経済界・各種団体と連携の上、積極的な支援に取り組むこと。

平成23年3月22日

自由民主党北海道支部連合会

会  長  伊 東 良 孝

幹 事 長  竹 内 英 順

政調会長  本 間   勲

議員会長  見 延 順 章

3月
19日
2011

東北地方太平洋沖地震で選挙運動などのあり方を協議

3党が4項目の自粛で合意

 東北地方太平洋沖地震で東北・関東にかつてない甚大な被害が発生したことに伴い、自民党道連、民主党北海道、公明党北海道本部は3月19日、4月の道議選で選挙運動などを行う際の自粛事項について合意しました。
 全国民が被災地の救援・復旧・復興に物心両面から支援を送り、節電・節約に努めています。こうした中で、莫大なエネルギーを必要とする選挙運動についても、被災地の心情に配慮した方法はないかと、各政党が協議しました。
 その結果、①確認団体(政党)の政治活動用自動車の運行については、燃料等の節約に努めながら、効率的な運行を心掛ける②候補者の選挙運動用自動車の運行については、それぞれの選挙区ごとの申し合わせを尊重し、遊説時間や流し連呼の自粛に努める③公費の抑制については、自動車のレンタル契約、燃料契約、運転手雇用契約の節約に努める③選挙事務所の節電と暖房費の節約に努める―の4項目について3党が合意しました。
 また、共産党北海道委員会は、合意事項の趣旨は認めるが、具体的な方法については独自に検討するとしました。

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