道の2019年度当初予算案の知事査定を前に、自民党道連、道議会自民党・道民会議は1月24日、高橋はるみ知事に予算編成に対する申し入れを行いました。
道連から伊藤条一会長代行、中司哲雄政調会長、田中芳憲政調会長代理、松浦宗信政調会筆頭副会長、梅尾要一政調会副会長、中野秀敏同副会長、笠井龍司同副会長が出席、自民党・道民会議からは東国幹議員会長、吉川隆雅政審委員長代理、三好雅政審筆頭副委員長の10名が出席しました。
冒頭、伊藤会長代行から申入書を知事に手渡し、中司政調会長が内容を説明しました。今年度は統一地方選が施行されるため、義務的な経費を中心としたいわゆる「骨格予算」編成であり、「政策予算」は補正予算として第2回定例道議会に提案されることとなっていますが、中司政調会長は、「骨格予算であっても、継続して取り組む課題や一日も早く取り組むべき課題については、しっかりと予算を組んでほしい」と述べ、高橋知事は「申し入れの内容を十分に踏まえた予算編成となるよう取り組んでいく」と答えました。
道に対する申し入れ事項の主な内容は次の通りです。
一、地震災害からの一日も早い復旧・復興に向け、住宅や生活の再建、ライフラインや社会基盤、福祉施設、教育施設、農地などの復旧に全力で取り組むこと。
一、各種防災施設整備などの「ハード対策」と、防災訓練、円滑な情報伝達体制の構築などの「ソフト対策」が一体となった国土強靭化を推進すること。
一、社会資本の老朽化に対応するため、道路・橋梁などのインフラ施設や、公共建築物の維持管理・更新に必要な予算を優先的に措置すること。
一、農林水産業や観光関連産業の振興、中小企業・小規模事業者に対する支援の充実、地方交通確保への対応など、地域経済を支え、活性化させる施策について、十分な予算措置を講じること。
一、医師・看護師確保対策をはじめとする地域医療の充実、地域包括ケアシステムの構築や、介護従事者の確保による高齢者介護福祉対策の強化、障がい者福祉の推進、保育士不足の解消に向けた取り組みを着実に進めること。