「自民党北海道政経セミナー」を開催、約1,000人が参加
統一地方選、参院選の必勝と支援を呼び掛け






 自民党と自民党道連が主催する「自民党北海道政経セミナー」が11月18日午後、札幌パークホテルで開かれました。全道から経済界や各種団体、一般道民ら約1,000人が参加、道知事選や札幌市長選を頂点とする来春の統一地方選や夏の参議院選の必勝を確認し合いました。
 セミナーでは、まず橋本聖子道連会長(参議院議員)が「来年は統一地方選挙、参議院選挙で何としても勝利しなければならない大事な年。皆さまの一層のご支援を」と挨拶。
 続いて南山英男北海道経済連合会会長が「本道経済は依然厳しいが、道は必ず開ける。産学官の連携で産業構造の転換に取り組んでいく」と来賓祝辞を述べました。次いで挨拶に立った高橋はるみ知事は「560万道民と手と手を携えて北海道をさらに明るい方に引っ張っていきたい」と決意をにじませました。
 引き続き講演会に移り、最初に登壇した渡辺喜美経済財政・金融・再チャレンジ担当内閣副大臣(衆議院議員)は「日本の成長戦略が世界中に浸透すれば、日本のソフトパワーが花開く。安倍政権は必ず成長戦略を実現する」などと述べました。
 続いて武部勤前党幹事長(衆議院議員)は「行財政改革に取り組む高橋知事の永田町での評判は、“女小泉純一郎”と称えられるほど良い。今日の雰囲気をみると間違いなく出馬するので、誇りと自信を持って北海道、日本を作っていこう」と結束を呼び掛けました。
 また、町村信孝党外交調査会長(衆議院議員)は「道州制特区推進法案は今国会で必ず成立させる。仕事を渡して財源を渡さないような、高橋知事が困るようなことはしない」と、地方財源の充実で側面支援をする考えを示しました。
 政経セミナーに先立ち、午前中に別室で陳情会が開かれ、渡辺内閣副大臣、武部前幹事長、町村党外交調査会会長、道選出衆参国会議員らが、関係団体から陳情を受けました。この中で、南山道経連会長は 1)道新幹線の早期完成 2)北海道産業の活性化方策の推進 3)新千歳空港の国際化と整備の促進 4)道州制特区の導入など地方分権の推進 5)道総合開発計画の推進−などを要望したほか、他の経済団体もそれぞれ低迷する本道経済の浮上対策の充実を求めました。これに対し渡辺内閣副大臣は「要望は自民党の政策の中に取り入れます」と答えました。

 




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