次世代地域公共交通のエース
JR北海道のDMVを視察
-自民党国土交通部会の地域交通小委-




 自民党国土交通部会地域交通小委員会(委員長・渡辺喜美衆議)の一行が4月17日、札幌東区のJR北海道苗穂工場で同社が開発した新型車両デュアル・モード・ビークル(DMV)を視察しました。
 DMVは既存のインフラである道路と線路を自在に行き来し走る次世代型地域公共交通のエース登場と評判になっており、利便性・サービスの向上、ローコスト、新たな需要創出などの効果が期待されています。
 すでに走行試験も実施、国内の自治体、企業をはじめ海外からも問い合わせが舞い込んでいて、今年度中の実用化にメドがついています。
 一行は渡辺委員長のほか、本道選出の吉川貴盛、石崎岳、飯島夕雁各衆議、中川義雄参議ら26人で、開発責任者の柿沼博彦同社副社長から説明を受けながら、DMVに実際に試乗したりして視察しました。
 油圧で鉄輪を上げ下げするモードチェンジの仕組みなど技術的なポイントをはじめ、地方鉄道や新交通システム、都市の路面電車の再生など多様な利活用が可能とあって、議員たちも感心することしきりでした。
 同委員会では近く地域公共交通に関する提言をまとめることにしており、その中にDMVの活用も盛り込む方針です。渡辺委員長は「鉄道の定時性とバスの利便性を合わせた興味深い乗り物です。地域公共交通活性化の切り札になる」と高く評価していました。



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