2期目の道政をどう評価するか


1、知事の政治姿勢について

(1)知事の政治姿勢について
 
1、2期目の検証について
 知事の業績を検証すると、果敢な努力と成果は見るべきものが多々あるが、厳しい社会経済情勢のため依然として明るさが見えてこない。知事自らこれまでの道政をどう判断しているか。

 2、知事選について
 知事の進退にかかわる報道は事実であるのか、知事の真意を伺いたい。

(2)経済対策について

 1、経済構造改革について
 1)提言の受け止めについて
 本道の経済・雇用が危機的状況にある中で経済戦略会議の「経済構造改革加速メッセージ」の提言があったが、知事はこれをどう受け止めているか。

 2)地域産業再生プロジェクトについて
 企業再生ファンドの創設を本道経済の再生にどう役立てようと考えているのか。また、道はファンド創設に向け検討協議会を立ち上げるため、補正予算を提案しているが、どのような視点から検討を進め、いつまでに結果を出す考えか。

 3)新市場創造プロジェクトについて
 産学官連携による研究開発の拠点形成に向け、戦略会議の提案をどう具体化していくのか。

 4)今後の取り組みについて
 今回の提言を踏まえ、道の施策としてどう立ち上げていくのか。また、知事選・道議選を控え当初予算は骨格予算となるが、必要な予算は当初から組むなどの対応が必要と考えるがどうか。

 2、金融対策について
 中小企業の経営が健全に維持されるよう、特に年末の資金需要期の資金調達の円滑化に努めるべきだ。中小企業金融の現状をどう認識し、どう対応しようと考えているのか。

 3、景気雇用対策について
 1)セーフティーネットの強化に向けた対策について
 知事は現下の状況をどう認識し、どう対応しようと考えているのか。

 2)高校生の就職対策について
 道は新規高卒者とこれらを採用する企業を支援する補正予算を提案しているが、それで果たして十分なのか。緊急対策のほか、生徒の職業意識の形成、学校・企業・商工会の連携強化など基本的な対策も必要だと思うが、見解と対応を伺いたい。

 3)景気対策について
 今後、国の補正状況を見ながら、年度内に道としても景気対策を打ち出すべきである。

(3)産業廃棄物循環的利用促進税について

 1、申し入れへの対処について わが会派は「循環型社会」の実現という大前提には賛同するが、導入については関係者の理解が必要だとして五項目の申し入れを行ったところ、知事は第3回定例道議会での提案を見送った。しかるに改めて今回提案されたが、申し入れた5項目についてどのように対処されたか。

 2、納税対象者の理解について 新税の創設には道民、特に納税対象者の理解が必要だと思うが、知事の見解を伺いたい。

 3、検討懇話会について
 経済団体との「産業廃棄物対策等に関する検討懇話会」で、どのような論議が交わされたのか。それに基づく一定の方向が出されたと判断しているのかどうか。

(4)行財政改革について

 1、行財政システム改革の実施方針について
 1)方針の具体化などについて
 現行の実施方針・実施計画では「分権時代にふさわしい行財政システムの確立」を掲げているが、それはどこまで具体化され、実行されたのか示してほしい。

 2)基本理念と枠組みの再構築について
 新たな方針策定に当たって、現行の16項目の推進の枠組みをどのような基本理念のもとに、どのような推進方向で再構築し、行財政能力を強化していく考えなのか。

 2、職員数適正化計画について
 1)次期職員数適正化計画の策定について
 5年で5%、10年で15%削減という現・新計画についての知事の決断を評価するものだが、どの部門をどの程度削減するのか、削減率の根拠や削減の手法も含め示してほしい。また、計画は教育委員会など各種委員会も併せて対象とするのか。独立行政法人化が予定されている職員はどうするのか。

 2)定数条例の改正について
 北海道職員等の定数に関する条例は、いつの時点で改正しようとするのか。

 3、関与団体の見直しについて
 1)知事評価などについて
 知事評価はどのような観点にポイントを置いてなされたのか。その結果、全体としてどの程度整理合理化が進められたのか。また、関与団体の点検評価に当たっては非関与団体についても統合や事務局統合の検討対象にするとしているが、どの程度になるのか。

 2)実施計画の推進管理などについて
 来年度以降、関与団体に関して実施計画の推進管理と条例に基づく点検結果などについて、どのように取り組んでいくのか。